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町長のあいさつ |
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| 春日町と清須市の合併にあたって |
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平成21年10月1日から、町民皆様がこよなく愛した我が町・春日町が清須市となります。閉町にあたり謹んでご挨拶を申し上げます。
9月24日に挙行させていただいた春日町閉町式には、ご公務きわめてお忙しい中を西村愛知県副知事様・アンドレ・パンゾアンゴラ共和国大使閣下はじめ、国会・県会の先生、近隣市町の市長様・町長様、議会議長様、また岐阜県元春日村とのご縁での岐阜県揖斐川町長様・議会議長様、さらには、春日町の発展を支えていただいた、行政の関係機関、町内の各界及び各分野の方々のご臨席をいただきました。企業におかれましても、トヨタ自動車株式会社三浦常務様、豊田合成株式会社若山社長様はじめ各社のトップの皆様にご臨席していただきました。厳粛のうちに閉町の式典を執り行うことができましたことに、心から感謝とお礼を申し上げます。
春日町の103年の偉大な歴史に幕を引き、閉町する9月30日をついに迎えました。
明日からその名も清須市となり、新たな歴史を歩むことになります。
明治39年に落合村と下之郷村が合併して春日村が誕生し、その後、平成2年に町制を施行し、春日町としてさまざまな行政課題に取り組んでまいりました。
この間、優れた伝統文化を育み続けてまいりました。宮重大根発祥の地のごとく農業を基幹産業としてきた時を経て、大企業の誘致がなされたことにより商工業とも調和し、健全財政のもとで着実に行財政運営をしてまいりました。
それをなし得たのも、悲惨な戦争や伊勢湾台風また東海豪雨等、数え上げれば枚挙にいとまない幾多の困難にもかかわらず、不屈の精神と春日という強い絆で乗り越えてきていただいた先輩各位のおかげであり、それを今も受け継いでいただいている全町民のたゆまぬご努力の賜であったからにほかなりません。
平成の市町村合併を見た時、平成11年には、全国で3,232の市町村がありましたが、来年3月末の市町村数は、1,753と予測されています。その数は、54.2%と約半減しています。この中のひとつに我が春日町も含まれています。
国においては、平成の大合併は、政府の地方制度調査会が来年3月末で、大合併を一区切りとするよう答申したことを受け、市町村間の広域連携の支援に軸足を移すと言われています。
このように、地方自治は、今後も大きな変革が予想されます。
春日町は、大都市名古屋に隣接するという立地条件を生かすべく、近年には国道22号線、名岐道路へのアクセスの充実といったまちづくりを進めてきました。この事業だけを思い起こしても、水野富夫愛知県議会議員、国・県の関係行政機関、また地権者各位に格段のご協力を賜ったことは終生忘れません。
また、閉町式にはアンゴラ共和国駐日大使閣下にご臨席をいただきました。愛知万博では、アンゴラ共和国の多くのミュージシャンの皆様が、閉町式を挙行した春日町中央公民館の同じステージで、アフリカの大地を感じさせる素晴らしい歌や踊りを披露して下さいました。アンゴラ共和国の皆さんとのたくさんの友情も忘れることはできません。合併後もアンゴラと清須市との国際交流の深まりを祈念しています。
次に、春日町の財政状況を見た時、税収が多く交付税が配分されない不交付団体は、全国で152団体です。愛知県においては、現在の61市町村のうち不交付の市町村は34団体です。春日町もこの中に入っています。
しかしながら、アメリカに端を発した世界的な経済不況の影響を本町も受けています。また、全国的な傾向と同様に我が町でも少子高齢化が進み、とりわけ中小企業や農業分野においては、後継者の確保が大きな課題となっています。
一日も早く元気な愛知に復活しなければなりません。
今後において、更なる地方分権が実施に移されると、地方の裁量は格段に大きなものとなります。今後、市町村間の競争はますます高まり、自治体としての自己決定・自己責任は一層大きなものになると言われています。
春日町は、今日まで財政的には恵まれてきました。しかし、行政面積だけでいうと4.01平方キロメートルで、日本中で一番面積の小さい町です。人口も約八千人というコンパクトな町です。こうしたことを逆手に取って行政を進めることも非常にインパクトが有り、手づくりの地方自治ができるという妙味がある反面、少子高齢化の急速な進展や経済状況の変化に対応するためには、より強固な行財政基盤の整備及び行財政計画にマッチした行政運営体制の確立を図る必要があります。それを実現する手段として、私は清須市との合併を選択しました。
平成19年12月18日に清須市に合併協議の申し入れをさせていただきました。春日町と清須市は、これまで消防・ゴミ・し尿処理等を広域で協力してやっていることもあり、比較的障害もなく合併協議が進みました。
両市町で制度が異なることについては、合併に向けた共通の認識があったればこそ、小異を争うことなく、大勢が一つにまとまるべく真剣な議論をしてまいりました。
加藤清須市長様、清須市議会議員各位をはじめ清須市皆様のご理解で、大が小を飲み込むことの無いよう、ご高配を賜り各協議を経て、合併期日の明日という日を迎えることができることに対し、改めて厚くお礼申し上げます。
私は、前丹羽弘昭町長のご逝去という突然の別れの後、町長に就任させていただきました。公約の一つとして、平成17年4月に施行された合併新法を視野に入れ、春日町内で自主的な合併について、町民皆様と対話を続けてまいりました。
皆様には、この合併という大きなテーマについて真摯にご議論を賜り、その実現に向けて格段のご理解とご協力をいただきましたことに感謝を申し上げます。
春日町役場も明日から窓口業務と地域活動を支援する、支所として生まれ変わります。
長年親しんだ町がなくなることは、町民各位にもそれぞれの思いがあることと存じます。町長としても春日の歴史に思いをめぐらすと、胸中にこみ上げるものを禁じえません。
しかし、新市基本計画には、春日町地域のたくさんの夢を託すことができています。
町民の皆さん、ふるさと春日の誇りを忘れず、過去に感謝し希望と夢を持って未来へつなぎましょう。
また本日は、午後4時から春日町役場を閉じる閉庁式を町議会議員、町行政執行機関及び全職員等が一同に会し閉庁式を行いました。それぞれの職場へ散っていく職員は、不安があって当然です。しかし、春日町職員としての自信と誇りを持って、明日から円滑に清須市加藤市政へ移行し、オール清須市の中での一体感を一日も早く構築していただき、元気な清須市を作っていただくことを、春日町長としての最後のお願いとさせていただきます。
これまでの運びとなりましたことに、心から幾重にも感謝しお礼を申し上げます。
春日町ありがとうと過去に感謝し、力強く未来に向かいましょう。
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| 平成21年9月30日 |
| 愛知県西春日井郡春日町長 河合幹雄 |
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